【虫かごをDIY!】市販品は小さすぎる!簡単に作れるカブトムシ用巨大虫かご!

  • 市販品の虫かごだと小さすぎる
  • もっと大きな虫かごで観察したい
  • でも買うとそこそこの出費

カブトムシ、クワガタを捕まえてきたものの数が増えるに従い、市販品の虫かごだと物足りなくないですか。

虫かごが小さいとすぐに喧嘩するし、動き回れないので窮屈そう。

どうせだったらでかい虫かごに樹木を入れて木を登らせたり、隠れ場所を作ってあげて休ませてあげたり、より自然に近い環境で観察したいですよね。

ただ、購入すると以外と高かったりします。

だったら好きなサイズの虫かごを自分で作っちゃおう!という事で今回虫かごを作りました。

用意する材料は全てホームセンターで手に入るので誰でも簡単に作れますよ!

筆者のプロフィール
  • イベント、内装業界に携わり15年(営業職)
  • 営業、提案、発注、現場と業界の裏側を一通り経験
  • 時間と場所とお金のゆとりをDIYに全力投球
  • 業界経験を活かした空間創り、物つくりを実践中

仕事柄、物つくりの職人と仕事をする機会が多く、私自身も空間創りや物つくりが昔から好きだったので戸建て購入を機にDIYを始めました。

今回カブトムシが異様に捕れたので思い付きで虫かごを自作。思いのほか良い出来だったので作り方を解説します!

当記事を読んで分かること
  • 大きな虫かごの作り方がわかる
  • 必要な材料がわかる
  • 必要な道具がわかる

使う材料は4種類のみ。ホームセンターに行けば必ず手に入るものなのですぐに実践できます。

使う道具も最低限、のこぎりとインパクトドライバーがあれば大丈夫です。

当記事を読む読者のメリット
  • 市販品を買うより安く済む
  • 大きな虫かごでより自然に近い環境が作れる
  • 喧嘩も減り、衛生面も改善されるので飼育が楽になる

今回の虫かごのポイントは防虫ネットで囲う事。飼育側にもカブトムシにもメリットがあります!

  • 霧吹きが簡単
  • 風通しが良いので中が蒸さない
  • カブトムシが登れるポイントがたくさんある

それでは解説していきます!

目次

用意する材料

用意する材料は下記の4つです。

用意する材料の長さは作りたい虫かごのサイズによって変わります!

用意する材料
  • 角材 30㎜×40㎜
  • 板(針葉樹林合板) 9㎜厚
  • 胴縁 15㎜×45㎜
  • 防虫ネット
  • 丁番

材料選びの考え方

角材

虫かごの枠組みになります。単純に安いので30㎜×40㎜の太さを選んでますが、サイズは何でも大丈夫です。

そこまで強度が必要なわけでもないので、もっと細い角材でもOK。

より観察しやすくしたり、スタイリッシュにしたい人は細い材を選びましょう。

虫かごの底板と側板になります。

虫かごの大きさにもよりますが9㎜厚あれば良いでしょう。

荷重が心配なら12㎜厚を使いましょう。

胴縁

防虫ネットを虫かご上部で押さえつけるために使います。角材でも板材でもなんでもOK。

今回はたまたま余っていた胴縁を使っただけ。使う材料を増やしたくない人は角材でも板材でも大丈夫です。

薄い方がスッキリします。最低限9㎜厚以上あれば良し。

防虫ネット

虫かごの側面や蓋を防虫ネットで囲います。

目が細かい方が良いですね。園芸館や100円ショップでも手に入ります。

丁番

蓋の開閉に使います。蓋を置き式にするならなくてもOK。

用意する工具

最低限必要な道具
  • のこぎり
  • インパクトドライバー
  • カッター

インパクトドライバーを持っていない人はホームセンターでレンタルしましょう。

手回しのドライバーでは正直キツイです。

あると便利な道具
  • 丸ノコorスライド丸ノコ
  • ガンタッカー
  • クランプ
  • 下穴を空けるためのキリ
  • 丁番を取り付ける用の丁番ドリル

細かい事を言えば定規や鉛筆、ビスなども必要になってきます。

ガンタッカーが無い場合は布製のガムテープがあれば、ガンタッカーの代わりにビス止めでなんとかなります!

虫かごの作り方

STEP
虫かごの大きさに合わせて材料をカット

今回は虫かごの大きさをW650㎜×Ⅾ450㎜×H450㎜に設定します。

カットサイズはこんな感じ。

W650㎜×Ⅾ450㎜×H450㎜の虫かごの場合
  • 角材30㎜×40㎜
    • 650㎜×6本
    • 370㎜×6本
    • 390㎜×4本(虫かごの高さになる)
  • 9㎜板(針葉樹林合板)
    • 650㎜×450㎜ ×1枚(底板用⇒虫かごの大きさになる)
    • 200㎜×650㎜ ×2枚(側板用)
    • 200㎜×468㎜ ×2枚(側板用)
  • 胴縁15㎜×45㎜
    • 650㎜×4本
    • 360㎜×4本
  • 防虫ネット
    • 約2200㎜×500㎜ ×1枚(側面用)
    • 約650㎜×450㎜ ×1枚(ふた用)

防虫ネットはカッターで簡単に切れるので少し大きめに準備して、組みあがったら余分な部分をカットしても大丈夫です。

木材のカットはのこぎりで十分ですが、DIYをするならやっぱり丸ノコかスライド丸ノコがあると超絶便利!

作業効率も精度も格段に上がります!

STEP
角材で枠を2個つくり底板に固定
木枠をつくる

650㎜と390㎜の角材を組み合わせて2個の枠を作る。

この枠が虫かごの前と後ろの側面になります。

底板にビス止めをしてしっかりとしましょう。

必ず下穴を空けてからビス止めを!

下穴を空けずにビス止めすると材が割れる場合があります。

下穴がビスの進入ガイドにもなるので、真っすぐ穴を空けましょう。斜めに下穴を空けてしまうとビスが飛び出してしまいます。

使うビスの長さは固定する材+20㎜程度

  • 30㎜の角材を固定するなら50㎜強の長さが必要
  • 9㎜の底板を固定するなら30㎜強の長さのビスが必要
STEP
木枠を角材で繋げて箱型にする

370㎜×4本の角材で木枠を繋いで行きます。

上下左右の4か所を繋いで箱型に組みましょう。

木枠を角材で繋げて箱型に組む
  • 下の2本は底板側からビス止め。
  • 上の2本は木枠側からビス止め。

上の2本を木枠側からビス止めするときは、ビスが交差する形になるのでビス同士がぶつからないように注意しましょう!

STEP
防虫ネットで側面を囲う

必要な長さに防虫ネットをカット。

少し大きめにカットしておきましょう。最後に余分な部分をカットして調整します。

カット面はガムテープで補強しておくとよいでしょう。

カットが出来たらSTEP3で作った箱型に取り付けて行きます。

ガンタッカーがあると便利!

ガンタッカーで仮止めして、しっかりとテンションをかけながら防虫ネットを取り付けて行きます。

ガンタッカーが無い場合は四方の補強テープ箇所でビス止めしながらテンションをかけて行きます。

木材への仮止めに最適!
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防虫ネットをガンタッカーで仮止め

しっかりとテンションをかけながら一面ごとに側板をビス止めします。

これで防虫ネットは完全に固定。

側板の高さは今回200㎜にしましたが、100㎜程度で良いかも。

カブトムシ用のマットをどれくらいの高さまで入れるかで側板の高さを決めましょう!

四方全てを側板で固定できたら、上方向にもしっかりとテンションをかけて胴縁をビス止めして防虫ネットを押さえつけよう!

ネットを上手に取り付けるポイント

  • ハトメは要らないので取り外す
  • 側板は板の厚み分を計算してカット
  • ネットをピンと張ることが重要
STEP
ふたを作って完成!

650㎜と370㎜の角材で虫かごと同じ大きさの木枠を作ります。

木枠に防虫ネットを取り付けて胴縁でビス止め。

この時もしっかりとネットにテンションをかけて固定しましょう。

ふたをつくる

丁番を取り付ければ開閉が便利です!

丁番がなければふたは置き式でも良いでしょう。

丁番を取り付けるときは丁番ドリルがあると便利!

丁番の穴の中心にビスが入らないと、ビスを締めたときに丁番の取り付け位置がズレてしまい開閉がうまく出来なくなってしまいます。

「丁番ドリル」があれば誰でも簡単に穴の中心を狙えるので持っておくと重宝します!

【大きな虫かごの完成】通気性も抜群!霧吹きも簡単!天然木も余裕で入る!

DIYなら好きなサイズの虫かごが簡単に作れます!

防虫ネットで囲うことにより市販の虫かごと違い通気性も良いし、霧吹きも手軽にできます。

天然木を置いたり、隠れ場所を作ってあげたりといろいろな環境を作ることができるのも大きな虫かごのメリットですね!

私はカブトムシとクワガタがケンカしないように2個作りました。

半日あれば2台作れるので是非試してください!

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この記事を書いた人

ブログ運営者のふくさらです。

時間にも場所にもお金にも多少のゆとりができたので、趣味でDIYを開始。
趣味で始めたDIYにどっぷりはまり物置を作業場にリフォーム。

本業はディスプレイ・内装業界。
15年の業界経験を活かし、暮らしの中のちょっとしたものをDIYで作って楽しんでいます。
最近ではオーダーを頂くことも増えました!

この『ゆとりDIY』では【初心者でもそこそこのものを作れるるようになる】をコンセプトに、必要工具の紹介、DIYレシピやノウハウを発信しています。

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